エドアルド・キヨッソーネはイタリア、ジェノヴァ(アレンツァーノ)で代々製版・印刷業を営む家系の出身で、イタリア王国国立銀行にて紙幣の製造に携わったほか、ドイツ、フランクフルトにあるドンドルフ・ナウマン社にて日本の紙幣(明治通宝)の製造にも携わっていました。その経歴から国産紙幣の製造のために御雇い外国人として招聘され1875年に来日、大蔵省紙幣寮(のちの内閣印刷局)にて指導をはじめました。キヨッソーネは、紙幣(神功皇后の原版を作成した1円札、・切手などの製版などの印刷技術の指導のほか、銅版画家として明治天皇、西郷隆盛などの肖像画を作成した人物として知られています。日本滞在は24年にわたり、生涯帰国することはありませんでしたが、その期間、美術品を購入し15000点を超えるコレクションを築きました。死後、そのコレクションはジェノヴァ市に寄贈されました。寄贈の条件がすべての市民が作品を鑑賞できるように、ということであったことからまずはジェノヴァ美術学校にて一般公開され、現在はエドアルド・キヨッソーネ東洋美術館にて公開されています。
仏像や武具、能面、漆器や蒔絵などは1階から3階の常設展示されています。浮世絵や日本画は特別展などで展示されているようです。
以前、三鷹市ほかでキヨッソーネの浮世絵展が開催されたほか、印刷博物館で
ジェノバ市立キヨッソーネ東洋美術館
2014年10月18日(土)~2015年1月12日(月・祝)に開催した、企画展「印刷と美術のあいだ キヨッソーネとフォンタネージと明治の日本」にて関連展示がおこなわれました。