2022-01-01から1年間の記事一覧
アイルランド首都ダブリンにあるチェスター・ビーティー・ライブラリィは、アメリオかNY生まれのアイルランド系アメリカ人、実業家アルフレッド・チェスター・ビーティー(Sir Alfred Chester Beaty(1875ー1968))のコレクションを展示、保管、修復研究する…
アメリカ合衆国にも、日本関連の絵画、工芸品、書籍などの刊行物、公文書など様々な日本関連の文物が所蔵されています。 その中の一つフーバー研究所ではジャパニーズ・ディアスポラ・イニシアチブ(JDI)として明治時代から第二次世界大戦終了までの日系…
アメリカ合衆国で日本関連の公文書、出版物の調査での有名な場所は以下の通りです。 米国国立文書館(NARA) About the National Archives Catalog | National Archives ゴードン・W・ブランゲ文庫 1945年から1949年までに日本で出版された印刷物の大部分が…
幕末以降、来日した外国人たちは、旅先での日々を紀行文、日記として残しました。 まだ、女性が旅することが少なかった時代に来日した女性たちも記録を残しています。 時岡敬子訳、イザベラ・バード『イザベラ・バードの日本紀行』上・下(講談社学術文庫、2…
オーバリン大学アレン・メモリアル美術館所蔵 メアリー・エインズワース浮世絵コレクション初期浮世絵から北斎・広重まで 下記の美術館で2019年に開催されました。 千葉市美術館 2019年4月13日ー5月26日 https://www.museum.or.jp/report/1179 静岡市美術館 …
2022年6月7日から2023年2月20日まで、NYメトロポリタン美術館にて ジョン・C・ウェーバー氏の所蔵する着物コレクションの展覧会が開催されます。 https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2022/kimono-style 学芸員のモニカ・ビンチク氏による展示の…
2022年1月21日~3月25日まで、六本木森アーツセンターギャラリーにて 「ボストン美術館所蔵『THE HEROES 刀剣×浮世絵ー武者たちの物語』展が開催されました。東京の後、新潟県立万代島美術館にて4月23日~6月19日まで開催されています。 【THE HEROES展】ボ…
`2022年4月16日ー6月12日、サントリー美術館にて大英博物館所蔵の北斎展が開催されています。 www.suntory.co.jp 大英博物館ではm2017年5月-8月に北斎展が開催されました。 大英博物館北斎展 Hokusai: beyond the Great Wave - 在外日本関連コレクション …
パリ、ギメ美術館でThe bow and the sword. Japan’s samurai warriorsとして日本の武士についての展覧会が開かれています。(2022年3月16日ー同年8月29日) Musée national des arts asiatiques - Guimet | Exhibition The bow and the sword. Japan’s samur…
海外の甲冑コレクターの博物館が、ダラス(アメリカ)、ベルリン(ドイツ)に創設されています。 まず、アメリカ、ダラス、アン・ガブリエル・バルビエ・ミュラー博物館です。 アン・ガブリエル・バルビエ・ミュラーコレクションは、世界でも屈指の甲冑コレ…
国外にある日本の古典籍については、コーニッキー先生、林望先生を中心とした悉皆調査がなされ、その後、現在は国文学資料館がすすめています。 コーニッキー先生のサイト base1.nijl.ac.jp base1.nijl.ac.jp
ヴィクトリア&アルバート博物館では、万国博覧会での日本出品物について、地上階の日本展示区域、上階での万国博覧会関連展示でみることができます。もちろんそれ以外の日本関連文物もありますが、そちらは別記事とします。 地上階(1階)展示の日本展示区…
1851年に開かれた第1回ロンドン万国博覧会の収益金をもとに、産業、工芸品を主に展示する(出品物を中心に)博物館、サウス・ケンジントン博物館が建てられました。現在のヴィクトリア&アルバート博物館です。 産業革命により工業製品の大量生産には成功し…
幕末から明治初期にかけての当時の日本についての写真に関する情報です。 東京都写真美術館で2022年3月2日(水)から5月8日(日)まで、「写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて」展が開催され、オーストリアの写真家ライムント・フォン・シュティルフリー…
オーストリア・ウィーンにある世界博物館には、1873年ウィーン万博いおける日本出品物、シーボルトコレクションなどの文物が収蔵、展示されていますが、それ以外にも日本関連の文物が収蔵、展示されています。 1873年ウィーン万国博覧会と日本展示① 世界博物…
1862年第2回ロンドン万博で日本の展示は駐日イギリス公使サー・ラザフォード・オールコックが日本滞在中に集めたもので、614点にのぼります。 漆器類、刀剣甲冑などの金属製品、陶磁器、かごなどの民具、コマなどの玩具、書籍、肖像画、石版画、金蒔絵の品、…
1851年、ロンドンで第1回万国博覧会が開催されました。会場となった「クリスタルパレス(水晶宮)」は、3,800トンの鋳鉄と700トンの錬鉄、30万枚のガラス、60万立方フィートの木材を用い、英国の絶大な工業力を誇示され、会場の西半分がイギリスの展示場であ…
和紙は、レンブラントが長崎のオランダ商館からの輸入品をつかっていたことがわかっています。(貴田庄『レンブラントと和紙』(八坂書房、2005年) 20世紀末のウィーンでも画家たちの刷り物作品の展示で材質を見ると和紙ということが多々あります。 和紙は…
『1873年ウィーン万国博覧会 日墺からみた明治日本の姿』(思文閣出版、2022年)が刊行されました。 1873年ウィーン万国博覧会|出版|思文閣 美術品・古書古典籍の販売・買取、学術出版 拙稿これまでの研究から進めたことは、以下、2点です。 ①ウィーン万博…
ウィーン万博の日本出品物は、展示終了後、イギリスのアレキサンドル社が購入した分はイギリスへ送られましたが、ウィーンにも数々の出品物が残り、現在も世界博物館、応用美術博物館にて展示されており、見ることができます。 ウィーン万国博覧会と日本② 日…
スペイン バルセロナのAutonomous大学のAftermath of the East Asian War of 1592-1598 プロジェクトの一環として江戸時代の朝鮮人陶工についての展覧会Stories of Clay:Discovering Choson Korean Potters in Tokugawa Japan (オンライン)があります。 af…
バチカン コレクション調査② バチカンの所蔵する史資料についてのシンポジウムがおこなわれます。 バチカンに眠る日本の記憶~文化と交流450年・教皇の知り得た日本~ | バチカンと日本100年プロジェクト 所蔵されているシドッチ関係史料、マレガ史料群につ…
イギリスのロイヤルコレクションの中には、1910年にロンドンで開催された日英博覧会の出品物「増上寺台徳院殿霊廟模型」があります。この模型は博覧会終了後、ロイヤルコレクションに加えられましたが、修復を経て、増上寺に長期貸出され、2015年4月より公開…
ヨーロッパの王侯貴族の間で日本の陶磁器コレクションが流行になった時代があります。江戸時代、中国が世界に展開する陶磁器輸出の中心でしたが、国内の争乱いにより輸出が困難となります。その時に日本の陶磁器、主に有田からの陶磁器がオランダ東インド会…
2022年4月8日から2023年3月12日まで、バッキンガム宮殿のクィーンズギャラリーにてイギリスのロイヤルコレクションのなかの日本文物の展示がはじまります。 www.rct.uk 2020年6月の開催が予定されていましたがコロナ禍により延期されていました。日本からの…
1873(明治6)年5月1日から11月2日にかけて、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の治世25周年記念してウィーンで万国博覧会が開催され、23か国が参加、出品部門は26、会期中の総入場者数は約722万5千人にのぼりました。 会場のプラーター公園中央には、直径108メート…
2022年3月19日~6月19日まで、イギリス・ロンドンのロイヤルアカデミーにて河鍋暁斎展が開かれます。 www.royalacademy.org.uk 画商であり河鍋暁斎コレクターでもあるIsrael Goldmanコレクションの公開です。Israel Goldman氏は日本の版画、絵画など画商です…
千葉市美術館にて2022年1月12日~2022年3月6日まで、ジャポニスムー世界を魅了した浮世絵展が開催されています。 www.ccma-net.jp www.youtube.com 浮世絵のヨーロッパへの影響は、ゴッホやマネなどの絵画への影響についての展覧会がこれまでも開かれてきま…
ユトレヒト大学(オランダ)で、これまで知られていないキリシタン版が見つかり、公開されています。 www.uu.nl キリシタン版は、イエズス会によりもたらされた印刷機による活字印刷本でこれまで32種類が知られていますが、今回発見されたものはそれまでのも…
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界文化遺産登録3周年記念展 遠ざかる「世界」、キリシタンが待ち望んだ「世界」-古地図と潜伏キリシタンの信仰用具- 以下の博物館で開催中です。 2021年10月20日~11月14日(長崎歴史文化博物館)2021年12月4日…