在外日本関連コレクション 博覧会/博物館 調査研究 

在外日本関連コレクションの調査・研究報告 https://researchmap.jp/mamiko

2023-01-01から1年間の記事一覧

万博と仏教  高島屋史料館 展覧会

大阪、高島屋史料館にて開催中の「万博と仏教 ─オリエンタリズムか、それとも祈りか─」に行ってきました。 https://www.takashimaya.co.jp/base/shiryokan/pdf/expo_buddha.pdf www.takashimaya.co.jp 基本的には3つの柱 ①日本国内での博覧会が明治初期は、…

明治以降の万国博覧会開催への歴史について 日本経済新聞

明治以降の万国博覧会開催への歴史について 日本経済新聞のインタビューにお答えしたものが記事になりました。 www.nikkei.com

万博以前のヨーロッパにおける日本関連文物の展示② ケンペル 大英博物館

エンゲルベルト・ケンペルは、1651年9月16日にドイツ北部の街レムゴー生まれの医師、博物学者で1690年にオランダ商館の一員として来日、92年に日本を離れるまでオランダ商館長の江戸参府に1691年、92年の二度随行しました。当時の将軍は綱吉で、眼前のオラン…

万博以前のヨーロッパにおける日本関連文物の展示①

万博以前のヨーロッパにおける日本関連文物の展示① 日本関連文物の展示というと、万国博覧会がありますが、万博開催以前から日本関連文物の展示はおこなわれていました。 博物学の隆盛時代の驚異の部屋(ブンダーカンマー・クンストカンマー)に、いわば「遠…

ヨーロッパにおける日本関連文物の歴史

ヨーロッパにおける日本関連文物の歴史 神聖ローマ帝国皇帝フェルディナンド1世の息子でチロルの大公となったフェルディナンド2世はオーストリア、ハプスブルク家の家系で最初に大規模な美術品収集を行った人物です。 フェルディナンド2世は1567年以来インス…

在外日本関連書籍・文書① キリスト教関係  

いわゆる「開国」以前の欧米における日本関連書籍は、主に来日した人による紀行文、日本滞在時の体験と、経験をもとにした日本論などがあり、さらにはそれを元として、もしくは引用して記述した著作があります。 まず、キリスト教、主にイエズス会の宣教師に…

「開国」以前の海外の日本関連書籍、日本に関する地図

諸外国での日本認識を調べる方法はいくつかありますが、書籍や地図もその一つです。 地図にどのように日本が描かれてきたかは、 日暮雅通訳、ジェイソン・C・ハバート『世界の中の日本地図 16世紀から18世紀 西洋古地図にみる日本』(柏書房、2018年) 鬼塚…

チェコの日本関連文物

2月6日から3月20日まで、広尾・チェコセンターにて「チェコの旅行家たちの目に映った近代日本」という企画展が開催されました。 広尾・チェコセンターで企画展「チェコの旅行家たちの目に映った近代日本」 - シブヤ経済新聞 この展覧会は、19世紀末から20世…

『ハプスブルク事典』刊行と1873年ウィーン万博150周年

『ハプスブルク事典』が丸善出版より、2023年1月下旬に刊行されます。 「ウィーン万国博覧会」の項目を執筆しました。 https://twitter.com/WienInfoB2B/status/1609512257876070401 今年は1873年ウィーン万博から開催150周年ということで、お正月のウィーン…