バチカン図書館 バチカン文書館 所蔵 日本関連史料研究調査
バチカン日本関連文書調査
バチカン図書館、バチカン文書館に所蔵されている日本関連文書についての調査が現在おこなわれれています。大きなプロジェクトが3つ進行形です。
【国文学史料館 マレガ・プロジェクト】
https://www.nijl.ac.jp/projects/marega/
https://www.nijl.ac.jp/koten/tachikawa/otomo.html
2011年、バチカン図書館で近世豊後地方の切支丹関係史料が大量に発見されました。これはサレジオ会のイタリアの宣教師 マリオ・マレガ神父が1929年から1975年の45年にわたる日本滞在の間に収集し、バチカンに送ったものでした。
マレガ神父は、宣教師としての活動の傍ら豊後地方のキリシタン関係史料を収集・研究し、『豊後切支丹史料』(1942)、『続豊後切支丹史料』(1946)を刊行しました。バチカン図書館で発見された史料群はその原史料であり、その他の史料も含まれています。その史料の調査プロジェクトです。
【KU-ORCAS(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター) バチカン図書館に収蔵された日本関連史料の謎に迫る!】
バチカン図書館に収蔵されている日本関係史料のなかでも、古写経や江戸時代の軍記物、キリシタン史料などのデジタルアーカイブ化をすすめる調査・研究プロジェクトです。
こちらは、クラウドファンディング サイト「academist(アカデミスト)」にて呼びかけがありました。(呼びかけはすでに終了)
バチカン図書館に収蔵された日本関連史料の謎に迫る!
https://academist-cf.com/projects/162?lang=ja
【角川文化振興財団 朝日新聞など 「バチカンと日本100年プロジェクト」】
バチカン図書館やバチカン文書館所蔵史料についての研究・調査プロジェクトです。
クラウドファンディングのよびかけや、シンポジウムのyoutubeでの視聴による支援などもあります。https://ciy.digital.asahi.com/ciy/11006326
いずれも現在進行形のプロジェクトですが、バチカンが所蔵する文書は大量であり、またデジタル化もすすめられているので、その成果が楽しみです。