在外日本関連コレクション 博覧会/博物館 調査研究 

在外日本関連コレクションの調査・研究報告 https://researchmap.jp/mamiko

『ハプスブルク事典』刊行と1873年ウィーン万博150周年

ハプスブルク事典』が丸善出版より、2023年1月下旬に刊行されます。
「ウィーン万国博覧会」の項目を執筆しました。
 
今年は1873年ウィーン万博から開催150周年ということで、お正月のウィーンフィルニューイヤーコンサートのインターミッションは、現地ORFの放送では、指揮者のウェルザー=メストが楽屋に帰ると、、、机の上のウィーン万博の本を広げると、その本の地図から3Dで建物が立ち上がり、メイン会場であったロトゥンデ(消失)ほか会場建物がCGと写真で再現され、バーチャルで弦楽四重奏ウィーンフィルメンバー)がその中で奏でるという映像が流れました。他、次々と万博会場の復元映像+ウィーンフィルメンバーの演奏と面白いものでした。普通に日本でも流してほしかった。。。画像があがっていたので確認しましたが、よくできた映像でした。発売されるDVDにはその映像も収録されているようなので、そちらで再度確認しようと思います。今年の選曲も演奏もどれもよかったですし。
 
これまでも博覧会関連、ウィーン万博についての事典項目を執筆しましたが、それぞれの事典の特色を鑑みて内容を工夫しました。
 
『ドイツ文化事典』(丸善出版、2020年)は「ウィーン万博と日本」、
『都市科学事典』(春風社、2021年)は「博覧会の歴史」、
『洋学史研究事典』(思文閣出版、2021年)は「薬品会」「博覧会」をそれぞれ執筆しています。