フォンテーヌブロー宮殿の日本美術コレクション
フォンテーヌブロー宮殿の日本美術コレクション
幕末、開港以降には遣米・遣欧使節団が派遣されました。その際の日本側からの贈答品についての研究がすすんでいます。
国立歴史民俗博物館の福岡万里子さんが、すでにスミソニアン研究機構所蔵の遣米使節団の贈答品について研究されています。
福岡さんは、今回のフォンテーヌブロー宮殿所蔵の品との比較を6月のシンポジウムで報告されていましたが、両者の共通点の指摘など本当に面白いご報告でした。
幕末の対外使節団の贈答品が在外コレクションの品となっている物も多いので、
日本に残る史料からは日本側からの贈答品を送る際の取り決めや逡巡など、現存する文物からは実際にはどのような物が贈られたかなど、今後さらに面白い研究となりそうです。