在外日本関連コレクション 博覧会/博物館 調査研究 

在外日本関連コレクションの調査・研究報告 https://researchmap.jp/mamiko

ケンブリッジ大学図書館 特別展 Samurai: History and Legend

 

ケンブリッジ大学図書館の特別展 Samurai:History and Legend がケンブリッジ大学図書館にて2022年1月22日より開催されています。

 

www.cam.ac.uk

 

ケンブリッジ大学図書館が所蔵する日本関連本を元にした展覧会です。世界各地の図書館には日本関連書籍が所蔵されていますが、中でもケンブリッジ大学図書館の所蔵は、その所蔵経緯をたどることで、海外における日本研究についてもたどることができます。

本展示もそうですが、ケンブリッジ大学図書館所蔵の日本関連書籍は「アストン・サトウ・シーボルト・コレクション」と呼ばれ、ウィリアム・ジョージ・アストン、アーネスト・メイソン・サトウ、ハインリッヒ・フィリップ・フォン・シーボルトの旧蔵書で構成されています。(小山騰『ケンブリッジ大学図書館と近代日本研究の歩みー国外から日本学へ』(勉誠出版、2017年)、29頁。

 

ケンブリッジ大学図書館の日本関連蔵書については、この小山騰『ケンブリッジ大学図書館と近代日本研究の歩み』ほか、調査・研究がなされています。

ケンブリッジ大学図書館蔵の日本書籍についての調査】

林望、ピーター・コーニツキ共編『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録 : アストン・サトウ・シーボルト・コレクション』(ケンブリッジ、1991)では、2,474点を掲載。

 

上記のアストン、サトウをはじめとしたイギリスの日本研究者、ハインリッヒ・フォン・シーボルト(大シーボルトの次男)をはじめとしたドイツの日本研究者については別稿で記したいと思います。